台湾温泉ガイド

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風情ある公衆浴場

日本ではもうなかなか見られないような戦前の古い建築物が多く残っているのも、台湾の大きな魅力のひとつです。台北や台中・台南といった大きな都市にも多数残っています。そして温泉地にも。特に「公衆浴場」。外から眺めるだけでなく、ちょっと中が見えなくてドキドキでも、勇気を出して入ってみてください。タイムスリップ感覚を味わえるはずです。

まずは、台北市内からも近い北投温泉の北投親水露天公園内にある露天風呂「千禧湯」です。露天風呂は温度の異なるものが4つ段々畑のようにあり、水風呂もあります。青硫黄泉なので肌に刺激もあり、温泉からあがった後もしばらく身体がほてった感じになります。

●北投親水公園内の露天風呂「千禧湯」

そしてそこからも歩いてすぐの「瀧乃湯温泉」は、台湾最古クラスの公衆浴場だそうで創業は1907年頃、1923年に当時皇太子だった昭和天皇が巡行で北投温泉に来られた際、この建物が作られたのだとか。ものすごく熱いです。そして地元の常連の人がたくさんいて、正直ちょっとびびりますが、それでも入る価値ある場所です。滞在中毎日ここに入り続ける日本人旅行者もいるそうです。

●強酸性で悲鳴でる熱さだけど二日連続で通った「瀧乃湯温泉」

駅前に多数の温泉ホテルが立ち並ぶ礁渓温泉には、敷地内に温泉の川が流れる「湯囲溝温泉公園」という和風情緒のある温泉公園があります。その中に無料の男性専用公衆浴室と、有料の男女別公衆浴場があります。有料のほうは新しいものですが、大きな木造の建物は懐かしさも感じる作りで、日本の古い湯治場に来たような錯覚に陥ります。

●礁渓温泉ってどんな温泉?

台北市内からバスで90分ほどの金山温泉。テレサテンのお墓もあるところです。ここの漁港エリアを散策していて見つけたのがこの公衆浴場。朝と夕方限定で、私が訪れた時にはお湯も抜かれていましたが、更衣室もなく、正方形の湯船が真ん中にあり、その周囲で服を脱いで棚におく方式。きっと地元の人の交流の場なのでしょう。

●台北から金山温泉へ日帰り旅行~舊金山総督温泉

最後に、公衆浴場ではないんですが、歴史感じさせるこの温泉旅館をご紹介。台湾東部にある紅葉温泉で、ここは一軒の温泉旅館「紅葉温泉旅舎」があるだけ。まわりは山です。日本統治時代に建てられた警察保養所の建物がそのまま残っていて、部屋も畳敷き。そしてこんな歴史ある建物にもかかわらず宿泊料金はリーズナブル。行くのがちょっと大変な場所ではありますが、台湾東部を回るなら絶対におススメの場所です。

●紅葉温泉ってどんな温泉?