台湾温泉ガイド

トップページ管理人レポート [2014年]

電車&バスを乗り継いで東埔温泉へ

台湾の東側・西側どちらのほうが温泉行きやすいかというと、実は新幹線が走っていない東側。鉄道が走っている海沿いに高い山がせり出しており、温泉も鉄道駅からそれほど遠くない場所にある。

いくつかは駅前が温泉街になっている。

ところが西側は違う。
鉄道駅からバスで1時間・2時間山奥に入っていかないと温泉地がないケースが多い。東埔温泉もなかなか遠かった。

まずは水里駅へ向かう。
水里駅は幹線から山に向かってちょろっと内陸に向かって突き出した行き止まり路線の終点から1個目の駅。一大観光地の日月潭に行く際に使う路線だ。

自転車のレースがあったのかこれからあるのか。
台湾は世界的な自転車メーカーがあることもあり、険しい地形にも関わらず自転車愛好者がとても多い国。車やバイクでも厳しそうな山奥の急坂を走っているライダー達も何度か見かけた。

途中、斗六駅止まりので下りてみた。
ここに何があるかというと・・・

こんなフルーツベンチ。

か、かわいい!!!
実際に座ってみたら、わずかに前下りな座面といい変にでっぱってる背面といい、決して座り心地はよくなかったんだけど。

なかなかハッピーになれる駅だ。

水里駅に行くための乗換駅は二水駅。
ここから「集集(ジジ)線」というかなりローカルな路線に乗り換える。

日月潭に向かう観光客や、山歩き好きな人達で賑わう車内。

そして水里到着。

ちなみに車体はこんなド派手なもの。
昔懐かしい雰囲気ただよう駅とのミスマッチがなんとも言えない。

帰りの時間もチェック。
まあ鉄道はスマホアプリで簡単に調べられるんだけどね。

水里の駅前はこんな感じ。
すぐ後ろに高い山がそびえている。

駅を降りていくと交差点左奥がバスターミナルになっている。

味わいある手書きの時刻表。
東埔温泉行きはそこそこの本数あるのだが、私が到着したのは10時前後だったため、一時間以上待ち。

運悪く「出たばかり」だと最大二時間以上何もない水里駅周辺でつぶさないといけなくなるので、事前に最新のバス時刻表を確認して予定を立てるべきかもしれない。

仕方ないので、街なか散策。
のどかな商店街だ。

その商店街の中に繁盛しているお店があったので、ここで昼食をとることに。ワンタンスープを頼んでみた。

スープ美味しい。
身体もあたたまる。

そしてバス到着。

小型のバスのため座席は足りず、お年寄りが多かったので私は50分近く立つ羽目に。普通ならそのくらいの時間なんてことないのだが、途中から山道で上下にも左右にも揺れまくり。急カーブも飛ばすので必死にポールに捕まり足を踏ん張ってないと倒れそうになった。

なかなかしんどかったので、自信がない人は早めに並んで座席争奪戦に参戦しよう。

そして東埔に到着。
水里からちょうど一時間。

実は嘉義から阿里山経由でくるほうが近いかなと思ったんだけど、阿里山→東埔のバス便の状況がわからず断念した。

バス停で時刻表を見たら、阿里山発は9:30と10:30の二便があった。朝早くに嘉義を出れば多分間に合うと思う。そして帰りに集集線に乗ればいいだろう。

他に東埔から日月潭というバス便も、こちらも便数は限られているがある。

バス停は温泉街の少し手前にあるため、少し坂を登って歩くことになる。

かなりの山奥。
道がくねくねだったのも納得だ。