温泉名 | 紅葉温泉(ホンイエ・ウェンチュエン) |
エリア | 花蓮県・瑞穂郷 |
泉質 | 弱アルカリ性炭酸水素ナトリウム泉 |
アクセス | 花蓮駅から鉄道で約1時間半で瑞穂駅、瑞穂駅からタクシーで約15分 |
瑞穂温泉と隣接しており、紅葉渓という川を越えてすぐの場所にあります。山間部に佇む風情ある一軒宿温泉で、日本統治時代に建てられた警察保養所の建物がそのまま残っています。
温泉ブームで、多くの温泉地がホテル建設ラッシュとなっている中、この紅葉温泉は今もなお、日本統治時代に建てられた一軒の温泉旅館が山間にたたずむ、静かな温泉地となっています。
日本であれば、廃校になった田舎の小学校校舎を思わせるような赤屋根の建物。リニューアルを重ねているのでとてもきれいですが、外観は昔のままです。
駅からも遠く少々行きにくい場所ではありますが、あえて行く価値のある温泉です。可能なら一泊してのんびりしたいところ。
温泉は日帰り利用もできます。
150元と、歴史ある建物と温泉にしてはとてもリーズナブル。
3つの浴槽が並んでいて、冷泉・温泉・集めの温泉と温度も異なります。目の前には山の斜面。猿など動物もいるそうですが、ここが紅葉することはありません。
もちろん車もほとんど走っていない山の中なので、風とお湯の音以外は何も聞こえてきません。大自然を満喫できる場所です。
貸切個室風呂もありますが、こちらはそれほど風情はありません。水着を脱いで入りたいというのであれば、男女別の内湯もあるので、裸体がそれほど気にならない日本人ならそちらでもいい気がします。
台湾には昔ながらの和室の温泉旅館がいくつもあり、ここもそのひとつ。廊下も扉も畳も、何もかもが古き良き温泉旅館という風情で、結構興奮してしまいます。
ひとりなら一泊600元と、この建物の価値を考えると破格の安さです。
ぜひ一泊することをおすすめします。