実は今回台湾旅行を計画するまで、嘉義という街の名前すら知らなかった。
ガイドブックによると木材・製糖業など盛んな産業としで、2015年には故宮博物院の南部分院開館も予定されていて、今後の発展が期待できる場所とのこと。
・・・という来年の話よりむしろ、この映画で街は盛り上がっているようだ。
●映画『KANO』公式サイト~弱小チームが起こした奇跡の実話~甲子園、台湾代表!
台湾では既に公開されており日本でも来年1月に公開される。
街中心部の繁華街は、観光客もたくさん押し寄せ歩くのもままならないほどの混雑ぶりなのだが、その中央にあるロータリーには・・・
映画KANOを記念して作られた球児のモニュメントも。
さて、そんな嘉義に一泊することになり、駅から近く、14階にあるため眺めも最高の「安蘭居(アンランジエ)青年旅館」に泊まることにした。
フロント前の公共スペース。
インテリアやちょっとしたオブジェもセンスを感じさせる。
さらに嬉しいのは、チェックイン時にスタッフが周辺グルメスポット案内を写真付きでしてくれること。美味しそうな食べ物写真を見て、急激にお腹がすいてきた。
そして部屋がすごい。
端から端まで「KANO」ワールドになっている。
天井にはスコアボード。
中央のテーブルには「一球入魂」。
主人公達の「嘉農(日本語読みで「かのう」)こと嘉義農林学校と、甲子園で対決した強豪チーム・中京商のペナントも吊るされている。
鍵付きロッカーの上にも人口芝生が敷かれグローブや球が。
そしてここは角部屋なのだが、部屋の奥は全面窓ガラス。
こちら側はちょっと地味なのだが、市内が見下ろせる。
朝はもっと感動的な風景だった。
写真だとちょっとわかりにくいので、できれば拡大してみて欲しい。街のさらにその向こうに、台湾を縦断する山岳地帯のシルエットが見えるだろう。
早起きして日の出を見るべきだった。
残念!!!
フロント前のラウンジのテラスにもチェアが置かれており、夜景ならそこからの眺めのほうが見事だ。風も気持ちがいい。
今回は8人部屋に泊まった。
ベッドはカーテンでぐるり囲まれ、中は個室状態になる。これはなかなか快適だ。
部屋にはトイレとシャワールームもついている。
ただ正直、これはないほうが嬉しかったりも。夜遅くに到着した人が0時過ぎた後もシャワーを使っていて、なかなか眠れないのだ。
ドミトリーの他、二人部屋(平日1,350元)三人部屋(平日1,950元)もある。ドミトリーなら平日一泊500元だ。
駅からも近く、スタッフも非常にフレンドリーで情報もいろいろくれるのでオススメ。