台湾温泉ガイド

トップページ管理人レポート [2014年]

自転車&バイクで島を一周~人権について学ぶ施設群

初日はツーリスト・インフォメーションで自転車を無料レンタルし、二日目は500元でバイクを借りてぐるっと一周した。

緑島はダイビングや温泉が有名だが、もうひとつ必ず訪れておくべき場所がある。監獄跡地を中心としたエリアだ。

小型機しか着陸できない小さな空港。
滑走路が木の柵で囲まれているというのがなんとものどか。


道路は外周をぐるっと走っているが、島の中央を横断する古道がある。

空港。

空港正面にあるツーリスト・インフォメーション。

空港の少し先、島北西部の集落でお葬式があった。

緑島の監獄が北側にある。

民宿やホテルの多くは港と空港の間にあるが、それ以外の場所にも点在している。ここは地球の歩き方でも紹介されているダイバーが多く泊まる民宿。

北側にダイビングスポットがあるようで、ダイビングショップも。

にょきっと突き出た奇岩が見えてきたら、緑島人権文化園区。

1949年から1987年まで台湾では戒厳令が敷かれ、のちに「白色テロ」と呼ばれる政治抑圧により、多くの人が政治犯・思想犯として迫害され、緑島の監獄に送り込まれた。

その監獄があった場所が今「人権文化園区」として整備され、人権の大切さを学ぶ場所となっている。

民主化の流れの中で直接選挙が行われ、本省人として初めて李登輝が総裁についた頃のことはよく覚えている。当時は自分も大学で政治学を専攻していたので、激動時代の台湾のニュースは興味を持って読んでいた。

現在政界で活躍している人の中にも、長い人で10年以上、政治犯として緑島監獄に収監されていた人がいる。

そうした人達の名前が刻まれているのがここだ。

将軍岩。

風が強い日で、奇岩に白波が激しく打ち付けていた。

監獄跡は現在無料開放されている。

その監獄跡の少し先には、新生訓導処という政治犯の思想教育が行われた建物が残っている。<

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二日目はバイクをレンタルして、港近くから反時計回りで島を一周した。

これが借りて電動スクーター。

アクセルを回すと、音もせずすーっと動きだしあっという間に時速50キロ超になってしまうので、不慣れな人は意識してスピードを落とすようにしないとカーブの坂道で事故を起こしやすいかもしれない。

島をバイクで走るのは非常に気持ちがいい。
ハイシーズンはそんなことないだろうが、西側の漁港から空港にかけての繁華街、あと北側の道を除くと、すれ違うバイクもほとんどない。

火山噴火でできた島ということがよくわかる地形で、海辺にも真っ黒な岩がごろごろと転がっている。

島の南側の道にはこんなトンネルも。

海からいきなり切り立った崖になる入り組んだ地形も多く、道を作ることもできなかった場所は橋がかけられている。

この白砂の浜を越えた先に朝日温泉がある。