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青白い湯に温泉卵~鳩之澤温泉で温泉三昧

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8時半に宜蘭バスターミナルを出発し、鳩之澤温泉に到着したのが10:20。
帰りのバスは16:20までないので6時間ここに滞在することになる。・・・ちと長いなあ。まあ温泉に飽きたら、近隣に遊歩道もあるらしいので、山歩きを楽しむでもいいか。

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まずは温泉に・・・と思ってふと見ると、何やら駐車場の下のほうからもくもくと湯気が舞い上がっている。そして硫黄の香りがぷんぷんと。看板を見ると「温泉煮蛋区」と書かれている(蛋=卵)。しかも付近を歩いている人がやたら卵を持っている。よくみると網を担いでいる人も。

先に名物の温泉卵食べちゃうか!

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ここがフロント。

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まずはチケットを購入。
露天SPA区は一日入り放題で250元(約870円)。男女別の露天裸湯区もあり、そちらも同じ値段。

とりあえず水着を着て入る露天SPA区のチケットを買うと、ミネラルウォーター一本と絵葉書を一枚くれた。

ちねみに営業時間は朝9時から夜19時までとなっていて、残念ながら宿泊施設はない。

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フロントのすぐ横に販売部と書かれた売店コーナーがあった。
水着やお土産を販売しているのだが、一番奥の冷蔵庫に山と積まれているもの、あれが卵に違いない!!!

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卵は6個で50元。
他に玉米(とうもろこし)2本で70元も。

卵の上の棚にあるアルミの袋に入っているのはきのこ類。

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「玉米筍」はベビーコーン、「筊白筍」は日本では見ないものなんだけど、こんなやつ。姫筍ちっくでもあるのかな。

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「金針菇」はえのきだけ、その下の「総合菇」はきっと、きのこ類がいろいろ混ざっているんだと思う。

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さらに食材を茹でるための竹かごが必要になる。
こちらはデポジット200元、レンタル料20元で借りることができる。

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悩んだ末、卵6個は食べきれないだろうということで、とうもろこし2本を購入し竹かごをレンタルした。

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いざ、「温泉煮蛋区」へ。

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「温泉煮蛋区」はこんな感じ。

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とうもろこしは冷凍状態だったが、そのまま熱湯にどぼん。
温泉の噴き出し口のほうが温度は高そうだが、湯気がすごすぎて視界が遮られるほどだったので。

自分のがわからなくならないよう、籠の取っ手についている番号をちゃんと覚えておこう。

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卵は8~12分ほど煮た後、冷水に3分つける。
とうもろこしやそれ以外の食材は、15~20分でいいそう。

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台湾西部の嘉義から家族で遊びに来ていた人達とお話ししている間に15分はあっという間に経過した。

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いい感じに茹で上がったよ♪

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周辺にはテーブルとベンチもあり、そこで食べてもよかったんだけど、せっかくなのでSPAに持ち込むことにした。

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ここがSPA区。
既に結構な人がきていた。

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真ん中をくりぬいた大きな岩がいくつも置かれていて、それが1~2人用の湯船のようになっている。

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とっても気持ちよさそう。
日本にはあまりない温泉風景だ。

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でもまずはほくほくのとうもろこし。
甘かった~!!!

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そして更衣室で着替えてシャワーを浴び、温泉へ。
ちなみにシャワーから出てくるお湯も温泉で、あっという間にあたりは硫黄臭。

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底が青いわけではない。温泉の色がこんな感じなのだ。光を帯びた神秘的な青色。

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まわりは山。

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私も岩風呂に。
どういう仕組みなのかよくわからなかったが、お湯はたっぷり入っていた。

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ちゃんと確認しなかったけど、人が出て行った後の岩もあっという間にお湯で満たされていたので、中に温泉注入口があったのかもしれない。

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温泉の成分なのだろう、周囲の岩は一部がエメラルドグリーン色に染まっていた。

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温泉成分表もはってあった。
pHは7.63で、高くもなく低くもなくな弱アルカリ性泉。

だけど、入っている感じだけでいうと酸性泉的な肌触り。気持ちよくて、入ったり出たり、半身浴したり岩風呂で寝ころんだりしながら、2時間半くらいすごしてしまった。

SPA区は日陰ゾーンがそれほどないので、真夏だったらちょっと日差し厳しかったかもしれない。
この日はいつ雨がちらついてもおかしくない厚い雲に覆われた日だったのでよかった。

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まわりの山を見回すと、少し離れた中腹からも盛大な湯気が噴き出している。
あちこちで温泉が湧きだしているのかもしれない。

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他に、今は休止中だけど貸切風呂もある。

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裸体で入れる温泉はこんな感じ。
露天だけど、上はネットで覆われてしまっているようだ。

結局SPA区でお湯に浸かりすぎてちょっと疲れてしまったので、こっちにはいかなかった。

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時間があまったら行こうと思っていた自然歩道は、今は開放していないとのこと。
実は午後になったら雨がちらつきはじめたので、どちらにしてもダメだった。

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フロント前の共有スペースはかなり混みあっていたので・・・

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その隣のレストランへ。

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こちらは既にランチタイムも過ぎてがらがら。

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お腹もすいていたので100元(約350円)の鶏腿弁当にした。

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本当に弁当箱だ。

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中身こんな感じ。
鶏は骨付きだが、ちょっと箸でつつくだけで骨からほろほろと外れるほどに柔らかく煮込んだもので、美味しかった。

その後はここで読書したりして時間を過ごし・・・

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16時過ぎに駐車場に出てみると、新たにやってくる車と出ていく車で大渋滞。
おそらく週末で太平山に遊びに来ていた人が帰りに立ち寄っているか、あるいは小雨が降りだしてきたので、急きょ予定を変えて温泉へ・・・という人たちなのだろう。

そしてバスも、運転手さんが言っていたとおり16:20ぴったりに到着した。
同じ運転手さんで、私を見てにっこり微笑んでくれた。

さすがに6時間はちょっと長かったかな。
この周辺には他にも野渓温泉いくつもあるらしいので、何人かいればタクシーチャーターしてこの人たちみたいにまわったほうが楽しいと思う。

●2009/12 台湾湯めぐり編その3 まずは鳩之澤温泉を堪能

記事最終更新日:2016/03/07
記事公開日:2016/03/07
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