台湾滞在もあと数日となったので、日帰りで金山温泉まで行くことにした。台北駅に隣接するバスターミナル西駅から国光客運のバス「1815路」で120元。本数も多いのでさほど待たずに乗れる。
金山温泉は、台北市の北にあり台北の北端の海に面している。
台北市内と金山の間には陽明山が横たわっており、国光客運のバスはその西側をぐるっと回りこみ、基隆経由で海沿いの道を北上する。
一時間半ちょっとで到着した。
思っていたより大きな街。
ちなみに、市内から少し距離あったので今回は見送ったが、郊外にはテレサ・テンの墓地がある。
墓地といっても、多くの有名人・政治家などの墓所もある豪華な所のようで、テレサ・テンの墓地周辺は「テレサ・テン記念公園」となっているのだとか。
●テレサテン紀念墓園(台湾交通部観光局)
●テレサテン公園(トリップアドバイザー)
降りたのは街の中心「金山駅(金山郵局)」。
ここは金山のバス路線の中心的な場所でもあり、市内バスのバス停もたくさん。
本数は国光客運と比べると少ないが、皇家客運は台北から陽明山経由で金山に至るバス路線を運航している。
時間を調べておいて帰りは陽明山経由でというのもありだろう。
国光客運のオフィスも郵便局の並びにある。
メインストリート中山路は賑やか。
ただ台北市内中心部とはかなり雰囲気も異なる。
この通りに並行した細い道が「金包里街」で、清代から続く繁華街とのこと。適当に歩きながら賑やかな横道を入っていくとすぐに見つかった。
店の前にケースを積み上げて野菜や果物を売る店も。
麺もいろいろ。
観光客っぽい人が次々吸い込まれていくのがこの店。
立派な門で一瞬びっくりするが、金山といえばここ!と言われるほど有名な鴨肉の名店で「金包里老街鴨肉」。
店頭で買って持ち帰りにする人も多いようだ。
店内だけでは席が足りないのか、斜め前にも店があり、そちらに皿を運ぶ店員さんの姿も。
料理はこんな感じ。
忘れてしまったが、どれも結構リーズナブル。
ひとりでなかったら鴨食べたかったが、1/4でもかなり多いので今回は見るだけで。
洗面器のようなものに入れられた大量の鴨。
ぐったりした水かきが生々しい。
この金包里老街、かなりの長さだ。
お菓子なども色々売られている。
どこか上野のアメ横チック。
細く葉巻き状に巻いたお菓子。
卵とバターがたっぷり使われており味もいろいろ。
試食させてもらったら美味しかったので、日本へのお土産に買った。これも金山銘菓らしい。
古物商で見かけた店番の猫ちゃん。
さつまいももたくさん。
スイートポテト的なものも売られていた。
海が近いので海産物の店も。
巨大な中華鍋がずらり並ぶ。
お店を覗きながらぷらぷら歩き、上の地図の星印の少し上から「現在位置」と書かれた場所まで歩いてきた。
ここから民生路を経て「舊金山総督温泉」へ向かうことにした。