台湾では唯一の泥温泉!美肌効果も期待できる「関子嶺温泉」
関子嶺温泉と言えば泥温泉。
日本では別府はじめ数カ所かあるが、台湾ではここ関子嶺温泉だけ。世界的に見ても数少ない貴重な温泉だ。
美肌効果も期待できるということで、女性に大人気だそう。
斜面だらけの山の中だが、大規模なホテルがいくつも建てられている。
この一帯は完全に温泉街。
観光客向けの飲食店や土産店が立ち並んでいる。
本当はバス停から少し距離がある温泉まで行く予定だったが、坂が結構あるのと帰りのバスの時間のこともあり、近くにあった新しそうなホテル「関子嶺統茂温泉会館」に入った。
土曜日で休日料金だったため、日帰り温泉利用は400元と高め。
ちなみに個室貸切温泉(湯屋)は休日料金で1200元~だ。
料金にはドリンク一杯も含まれる。
ドリンクは、ホテル地下一階のプールやSPA施設があるフロアの屋内ラウンジで、珈琲や紅茶、各種ジュースが選べる。
ここが入り口。
スタッフが片言の・・・というか、単語をつなげただけの日本語で説明してくれた。
奥の更衣室で着替えて外にでると、そこには広いプールがある。その脇を右手に進んでいくとSPAゾーンだ。
SPAゾーンは結構広く、種類もいろいろ。
すべてが泥温泉というわけではなく、半分以上は透明なお湯の湯船。
ハーブ湯もあり、ここは緑色の・・・何のだったか忘れたけど色的にミントとかそういうかも。
他の温泉地でも人気のドクターフィッシュ。
子供の足はきっと角質も少ないのだろう、隣の私のところにばかり魚が集まってきた。ごめんね、ぼく。
でも魚なんてどうでもいい。
何しろここの目玉はあれなんだから。
泥湯!!!
大きな湯船で下からぶくぶくとジャグジーの泡。
別府のようなドロドロのお湯ということではなく、比較的さらっとしたお湯だ。なのでこの温泉に浸かった後立ち上がった時に体中が泥まみれ・・・ということはない。
ただ身体を沈めれば肌の色はほとんど見えなくなるくらいの不透明度はある。
なのだが。
なぜか奥の方にいた男女は顔から首までべったり泥がへばりついている。一体何故か?
実は一角にこんなたらいが置かれていて、中に泥が入っていたのだ。
顔に塗ることで角質除去になると書かれている。
乾くとすぐ固まるようで、縁のあたりについた泥はかぴかぴになっていた。残量も少ないが両手で必死にすくいとって・・・
べったり泥パック。
美しくなれるかな?
お湯自体はさらさらしているが、湯船の底の縁には泥がかなり沈殿していた。この泥を乾燥させたものがお土産屋さんに売っているとのこと。
買ってくる予定だったのに、バスの時間が迫っていて立ち寄れなかったのが悔やまれる。
泥温泉の横にはシャワーがある。
他の一般の温泉に移動する時は、しっかり泥を落としてから入らないといけない。
こんな休憩スペースもある。
まわりは山だらけ。
11月でやや涼しくなっているものの、温泉で身体をしっかり温めた後の風は非常に心地よい。なによりこの風景に癒される。
建物内には男女別で裸で入れる内湯もある。
水着着用より裸体のほうが泥湯による美肌効果も高まるだろう。
そして関子嶺温泉を後にし、嘉義に向かうバスに乗った。
料金は93元。
行き同様、「よくこんな急カーブをスピード落とさず曲がれるな!」と驚くような運転で走ってゆく大型バス。
ここも立ち寄りそびれたが関子嶺温泉の観光スポットのひとつ「火王爺廟」。祭ってあるのはなんと日本の神様だという。詳しくは台北ナビにあるのでぜひそちらを。
●関子嶺温泉(台南市) | 台湾エンタメ・レジャー-台北ナビ
約1時間20分で嘉義に到着した。
日本ではあまり知られていない街の名前だと思うが、近年急成長を遂げている新しい都市とのこと。
駅前のバスターミナル。
嘉義から関子嶺温泉に向かう場合はここから乗る。
記事公開日:2014/11/20