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温泉情報アクセス温泉&ホテル訪問レポート
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盧山温泉ってどんな温泉?

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温泉名盧山温泉(ルーシャン・ウェンチュエン)
エリア南投県仁愛郷
泉質炭酸水素塩泉
アクセス台中駅からバスで埔里(約30分)/埔里で南投客運のバスで廬山温泉行に乗り65分

台湾でもっとも高所に位置する山間部渓流沿いの温泉地で、吊り橋に石畳の道、そして大型の温泉ホテルやレストラン・お土産屋さんが立ち並ぶ、温泉地風情もたっぷりの場所です。日本統治時代から非常に人気の高い温泉だったそうです。

ただ残念なことに実は近い将来、なくなることが決まっています。2009年・2012年の集中豪雨による土石流で、渓流両脇の建物が甚大な被害を受け、今後も同様の危険が高いということで、温泉地全体として移転が決まっているためです。

すでに営業を停止しているホテルもいくつもありますが、2016年2月時点ではほとんどのホテルがまだ営業を続けていました。近い将来には廃墟となるだろう、行くなら今がラストチャンスかもしれない場所です。


台中から埔里経由で2時間ほど

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山奥に位置する温泉地ですが、台中からは比較的アクセスしやすい場所です。

台中駅前に長く横たわるバス停から、まず埔里行きのバスに乗ります。国道6号経由のバスなら所要時間30分ほど。本数も多く15~20分おきにでています。

【重要(2016/11/20)】
2016年11月に廬山温泉を訪れた方から、バス乗り場変更に関する重要な情報をお寄せいただきました。詳しくはこちらをご覧ください。

埔里バスターミナルはさほど大きくなく、壁に廬山温泉行の時刻表が貼られており、乗り場もすぐにわかります。

台中からなら日帰りでも十分に行けますが、いいホテルもありますのでせっかくなら一泊したほうがいいかなと思います。


大型温泉リゾートが立ち並ぶ風情ある温泉地

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温泉地の中心には吊り橋があり、渓流に沿って温泉ホテルが多数立ち並んでいます。ただ土石流による被害で廃墟となっている建物もあり、またすでに一部は営業を停止しています。

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コテージ式のホテルもあり人気です。
また日本統治時代に作られ、現在台湾内に10数か所残っている警光山荘のうちのひとつが廬山温泉にあり、温泉にも入れます。

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ホテルの温泉は規模も大きく、渓流の音をBGMに露天風呂に入れるところもあります。日帰り温泉利用もできるので、あちこちまわってみるのも楽しいでしょう。中心部から離れた山の中にも温泉が点在しています。


集中豪雨の爪痕と移転問題

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2012年の集中豪雨による被害は非常に大きかったそうで、その時の映像を見ると、渓流に面したホテルなどが大きく破壊されているのがわかります。

現在は護岸工事も完了し、細い渓流がどのように温泉街を飲み込んだのか想像もつかないほどです。ただ意識してみると廃墟となったままの建物などがあり、水害の爪痕に気付かされます。

いずれ移転を余儀なくされている温泉地ですが、ホテル経営者など中心に反発・抵抗も強くなかなかスムーズにはいかないようです。そんなわけで、いつ頃まで温泉街が存続するのかは不明です。

●水害の危険大で移転が決まっている廬山温泉


近くには霧社/中部横貫公路を経て太魯閣・花蓮に行くことも

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埔里と廬山温泉の間には、霧社という小さな町があります。ここは日本統治時代に、日本の強圧的な統治と搾取に抵抗した少数民族が蜂起し、多くの死者をだした霧社事件が起きた場所です。

そのモニュメントや史跡が街中の至る所にあります。
時間があれば、途中下車して日本と台湾の歴史の負の史実について考えてみるのもいいでしょう。

●霧社事件の史跡をめぐって

また霧社は、太魯閣方面に向かうバスも一日に一便だけ通過します。

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太魯閣まではいかないバスのため、終点の梨山で別の路線バスに乗り換える必要がありますが、中部横貫公路を通るこのルートは、途中標高3,275mの武嶺(元南嶺)も通ります。ここは2月でも雪が積もる場所で、とにかく息をのむ絶景。

3,000メートル級の場所を路線バスで走る経験は、日本ではないと思うので、こちらも時間があればぜひ体験してみる価値があります(ただ乗り物酔いしやすい人は絶対ダメ)。

●台湾を横断する山岳道路「中部横貫公路」を走るバスで太魯閣へ

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記事最終更新日:2020/04/02
記事公開日:2016/04/01
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